こんにちは。
てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。
「新店渡」ってどんな感じ?
こんな疑問にお答えします。
新店渡は台湾に唯一残る「手漕ぎ渡船」で、現在も多くの人たちに利用されています。
今回はそんな歴史ある手漕ぎ渡船「新店渡」に、台湾に4年住んだ僕が乗船してきたのでまとめてみました。
100年以上の歴史がある台湾に唯一残る「新店渡」
新店渡とは
台湾に唯一残る手漕ぎ渡船は「新店渡」と呼ばれており、新北市の新店という場所にあります。
新店には碧潭吊橋という吊り橋があり、週末には多くの観光客や家族連れが訪れる観光スポットです。
碧潭吊橋の他にも手漕ぎボートや季節限定で噴水ショーも行われ、カップルにも人気です。
そんな観光スポット抜けて数分歩くと手漕ぎ渡船が見えてきます。
この渡船は新店渡渡口〜対岸の灣潭岸を結ぶ交通機関で、おじさんが船の後尾に立ち、オールを握り対岸まで漕いでくれます。
出発時間など決められてなく、お客さんが数人集まると対岸に向けて船が出発します。
新店渡の歴史
新店の渡船の歴史は1881年から始まったよ!
渡船が始まって当初は吊り橋がなかったので、渡船がとても重宝されていました。
当時は現在行くことができる対岸の灣潭岸だけでなく、直潭、塗潭といった地域にも行くことが可能でした。
その利便性から1950年になると、渡船で行ける渡船場も増えて9箇所になりました。
その後は橋がつくられたり、渡船以外の交通機関が発達したことにより、渡船を使われる回数も徐々に減り、今では碧潭と灣潭岸のみを結んでいます。
渡船に乗ってみた
営業時間:日曜-土曜 6時00分~20時00分
料金:大人30元(片道)
船に乗りこむとおじさんがいて、おじさんの目の前にお金を入れるボックスがあるので、船賃の三十元を入れちゃいましょう。(お釣りが出る場合は勝手にお釣り分をとります)
乗り込んだからと行ってすぐに出発ではなく、ある程度お客さんが乗ってから出発です。
僕の場合は3分くらい船に乗って待ちました。
船は小さいので少し揺れますが、乗船時間は3分ほどなので、船酔いすること対岸に到着しました。
船の上からは碧潭の美しい景色を眺めたり、川の流れをゆっくり見ながら過ごすことができます。
対岸の灣潭岸に着くと下船しますが、特に見る場所もないのでまた30元払って新店渡渡口の戻るといった感じです。
手漕ぎの渡船なんて乗ったことがなかったので、アトラクションに乗っていた感じがしました。
近年では乗船客も減少しており経営も大変みたいですが、この100年以上続く伝統の渡船を、この先も残してもらいたいです。
4.新店渡へのアクセス
MRT松山新店線:新店駅で下車し、新店駅から徒歩10分ほど
名称 | 新店渡 |
住所 | 新北市新店区新店路69号 |
営業時間 | 日曜-土曜 6時00分~20時00分 |
最後に
今回は100年以上の歴史がある台湾に唯一残る手漕ぎ渡船を紹介しました。
日本でも昔は手漕ぎの渡船は、主要な交通手段として使われていたそうですが、今では聞くことは無くなりました。
そんな時代の流れによって消えた渡船が台湾には現在も残っています。
昔から続く伝統的な渡船に乗れて、台湾文化にも触れることができ、渡船に乗ることで貴重な体験をすることができました。
興味ある方は台北市内からも30分ほどで行ける新店で、ぜひ渡船に乗船してみてはいかがですか。
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