台湾式の足つぼマッサージは2種類ある【現地で4年修行した僕が解説】

台湾式の足つぼマッサージは2種類ある【現地で4年修行した僕が解説】

こんにちは。

てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。

台湾式の足つぼって何?英国式とは何が違うの?

こんな疑問にお答えします。

僕は台湾に4年住み、現地で足つぼと全身マッサージの技術を身につけました。

時には店舗で学ぶだけでなく、外部の講習にも足を運び台湾足つぼを学ぶことで、より正しく正確な情報を得ることができたのでこの記事にまとめています。

この記事の内容
  • 台湾式足つぼは大きく分けて2種類ある
  • 「英国式」はリラックス効果、「台湾式」は不調を正す
  • 常に進化を続けている足つぼ
大阪足つぼイベント
目次

台湾式の足つぼマッサージとは

台湾には大きく分けて2種類の「足つぼ」があります。

①40年前から伝わる伝統的足つぼ
②社団法人吳若石神父全人発展協会足つぼ

実は2種類とも「足つぼ」が始まった原点や、体の不調を治すことを目的としている点は同じです。

ですが時が経つにつれて変化したことで、細かい違いが生じました。

それでは少しだけ「台湾足つぼ」の歴史を振り返ってみます

「台湾足つぼ」は1979年から歴史が始まりました。

台湾に住むスイス人神父・吳若石さんが「病院にいけない人たちの為になりたい」と研究を重ね生み出した「足裏健康法」がルーツになっています。

それでは「なぜ台湾には【2種類の足つぼ】が存在するようになったのか」下記で解説します。

1.40年前から伝わる伝統的な足つぼ

足つぼの椅子

「40年前から伝わる伝統的な足つぼ」とは、1979年から変わらない同じ方法

台湾の街を歩いていると至る所にマッサージ店がありますが、そんなお店で行われているのが「40年前から伝わる足つぼ」一般的な押し方です。

伝統的足つぼの特徴

・押し方・ツボ(反射区)の数・手順
手で施術約60箇所腎臓のツボから施術

主に手で直接、約60箇所の足つぼを刺激して、血流や新陳代謝をあげて老廃物を体の外に流すという方法です。

ツボ押し棒を使って施術をすることもありますが、ほとんどの場合は手で施術します。

手で直接押すことで、足裏に溜まった老廃物を見つけやすくなるよ

僕は約半年間かけてこの技術を身に付けました。

台湾で伝統的な足つぼを体験するなら

怪しい足つぼ

もし台湾で足つぼをするなら、「タイ式」や「ベトナム式」のマッサージ店には行っては行けません。

タイ式やベトナム式はいかがわしいお店が多く、技術的にもかなりレベルが下がってしまいます。

レベルの高いお店に行くなら下記のページを参考にしてください。

» 台北・オススメの足つぼマッサージ店まとめ【マッサージ師の僕】

2.社団法人吳若石神父全人発展協会

社団法人吳若石神父全人発展協会

もう一つは「社団法人吳若石神父全人発展協会」が指導する足つぼです。

台湾の足つぼを広めたスイス人神父の吳若石さんが今でも監修しており、当時足つぼから大きな変化を遂げています。

社団法人吳若石神父全人発展協会が発足されて理由

人々の健康のために始めた足つぼが、お金儲けのために「吳若石」の名前を使う人が続出したことが原因

限られた人たちにちゃんとした技術を教えようという考えで、社団法人吳若石神父全人発展協会が発足しました。

吳若石神父は現在もこの協会で現役として「人々の為」に研究を行っています。

台湾の一般的な足つぼと異なる点

・押し方・ツボ(反射区)の数・手順
社団法人吳若石神父全人発展協会主に棒を使用88箇所頭のツボから施術
40年前からの伝統的な足つぼ手で施術約60箇所腎臓のツボから施術

足つぼの数

88箇所の「つぼ(反射区)」が見つかっており、今後もさらに発見されるのではないかと言われています。

手順

協会が推進している押し方は頭のつぼから施術していきます。

伝統的な方法をより厳格に足つぼの手順が決められているのも特徴です。

棒を使って施術

施術者の怪我の負担を考え、棒を使っての施術がメインです。

社団法人吳若石神父全人発展協会の技術を体験するには

もし社団法人吳若石神父全人発展協会の施術を受けるなら、台東にある教会にいきましょう。

アクセスは不便ですが、日にちや時間帯次第では台湾の足つぼの父・吳若石神父さんに会えることもできます。

詳細は社団法人吳若石神父全人発展教会をご覧ください。

3.英国式の足つぼと異なる点

英国式は「リラックス」を目的として足つぼを行います。

そのため台湾式と比べて痛さが少なく、施術中に眠たくなるような足つぼです。

また英国式は足から施術をすることがあるのに対して、台湾式は左足からツボを押します。

というのも左足には右脳を刺激するつぼや心臓のつぼがあるので、先に左足から押すことで体の流れを良くすることができます。

4.結論

台湾にある2種類の足つぼを紹介しましたが、どちらが優れているのかではなく、どちらもそれぞれの良さがあります。

ぜひ機会があれば「2種類の台湾足つぼ」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

5.台湾で足つぼ技術を習得する

足つぼの技術を習得するには約3ヶ月必要です。

台湾で本格的に足つぼ技術を身につけた人は少なく、ちゃんとした力を身につけければ日本で開業することも夢ではありません。

» 台湾でリフレクソロジー留学【4年間足つぼを学んだ体験談】

5.最後に

今回は台湾式の足つぼマッサージについてまとめてみました。

台湾式といっても実は細かく分かれており、台湾の足つぼは現在でも独自に発展を遂げています。

今後もっと足つぼの研究が進み、医学的にももっと解明されていけば人々の健康に大きな影響を与えるに違いない足つぼ。

機会があればぜひ台湾式足つぼを体験してみてください!!

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この記事を書いた人

「てくてく台湾」の運営者SHINです。
大学卒業→日本企業に就職→9ヶ月で退職→台湾留学→マッサージ習得→現地のマッサージ店に勤務→日本に帰国。月間11万回読まれるブログ『てくてく台湾』運営中。

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