こんにちは。
てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。
台北の街を歩いていると、気になる建物を見つけることがあります。
今回はそんな台北の街を歩いているとき、たまたま発見した日本統治時代に建てられた、文山公民会館に行ってきました。
瓦屋根の文山公民会館を眺めていると、まるで昔の日本にいるような気がしてきます。
とても歴史のある建物で、内部にも入ることができたのでまとめてみました。
日本統治時代に建てられた文山公民会館
文山公民会館ってどんな場所
文山公民会館は台北市文山区木柵という場所にあります。
木柵には台北市立動物園があり、日本人にはあまり馴染みのない場所なので「文山公民会館」を聞いたことがない方も多いと思います。
そんな文山公民会館は日本統治時代の1927年に建てられました。
木造家屋で屋根には黒瓦が使用されており、一昔前の日本の建物といった感じです。
文山公民会館は木柵国民小学校長宿舎としてつくられ、長らく使用されていましたが、時代の流れとともに徐々に建物が使われなくなり、一時は取り壊しの話もあがりました。
ただ近隣住民たちから取り壊しに対して反対があがり、2002年には建物の修繕工事が始まり、修繕後は公民館として多くの住民に使用され、無料で建物の内部を閲覧することも可能です。
文山公民会館に行ってみた
入館する際に文山公民会館の横にあるビルにいき、そのビルを通過して文山公民会館に入ることができます。
建物の後ろには芝生の生えている中庭があり、どこか落ち着ける雰囲気です。
庭には文山公民会館がある木柵の歴史が書かれた看板があり、昔は木柵という土地には、先住民族が住んでおり、さまざまな争いがあったそうです。
テラス席もあったので、ここに座りお茶をしながら話し合いなんかもするのかも。
緑の芝生と昔の建築物を見ながら過ごす時間って素敵。
訪れた日は建物の中で書道教室が行われていました。
地元の人たちがさまざまなイベントをしているみたいで、文山公民会館が地元の人たちから愛されている場所だとよくわかります。
日本統治時代につくられていたこともあるので、まるで日本にいるような雰囲気です。
この長い廊下とガラスの襖も昔の日本の感じがして、どこか懐かしさを感じます。
ふと日本を感じたくなった時に訪れたくなる素敵な場所でした。
文山公民会館へのアクセス
MRT:木柵駅から徒歩13分
名称 | 文山公民会館 |
住所 | 台北市文山区木柵路三段189号 |
営業時間 | 9時00分~12時00分・14時00分~17時00分 |
最後に
今回は台北市木柵にある文山公民会館に行ってきました。
日本統治時代に建てられた建物が今もなお台湾人の方達の憩いの場所として使われ、綺麗に保存されている様子を見ると、日本人としてとても嬉しくなりました。
台湾に住んでいても、なかなか知ることがない場所でしたが、今回訪れてみて、また新たに台湾の魅を発見できた気がします。
台北市内なのでアクセスが便利で、興味ある方はぜひ一度訪れてみてください。
» 戦後の台湾が残る化南新村【台北市の文化遺産に登録】
コメント