【2021年10月復活】藍皮普快車に乗りタイムスリップ

【2021年10月復活】藍皮普快車に乗りタイムスリップ

こんにちは。

てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。

藍皮普快車に乗車したい!乗り方、時刻表、チケット購入方法は?

こんな疑問について書いています。

藍皮普快車

藍皮普快車は台湾の台東と枋寮を結ぶ列車で、車両はなんと50年以上使われています。

列車内にエアコンはなく空調は扇風機のみで「令和の時代にこんな列車がまだ残っていたのか」と驚かさせられる列車です。

レトロさから台湾だけでなく、世界各国から藍皮普快車を目当てにたくさんの人が訪れるほどです。

藍皮普快車(藍皮車)は2020年12月23日をもって休止中でしたが、2021年10月23日に復活しました。

この記事の内容
  • 藍皮普快車の乗車レビュー
  • 時刻表・チケット代・購入方法
目次

【2021年10月復活】藍皮普快車に乗りタイムスリップ

藍皮普快車とは

藍皮普快車の車内

藍皮普快車は、2006年以前まで普通車と平快車と称され、台湾各地を走っていましたが、2006年以降は普快車と呼ばれるようになります。

その後、台湾鉄道の客車全面のエアコン設置に伴い、普快車は時代の流れとともに姿を消しました。

そして2021年10月23日から藍皮普快車の運行は観光列車として、【南迴線】台東-枋寮を結ぶ一日一往復のみになりました。

藍皮普快車

走行中、走行中、列車内の照明は走行中に何度も切れ、トンネルに入ると列車内が真っ暗になることも多々あります。

藍皮普快車のレトロポイント
  • 冷房機能は扇風機だけ(手動で窓を開けることも可能)
  • 座席は三両編成で転換クロスシート
  • 白のまんまるつり革(黄ばみから感じ取れる昭和感)

そんな藍皮普快車は海岸沿いを運行するので、海風に吹かれながら鉄道旅を楽しめ、数十年前にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

運行路線

運行路線
雄獅旅遊

台東-枋寮を一日一往復。

枋寮から台東は普快6777次。

台東から枋寮は普快6780次。

ガイド

2021年10月23日から観光列車になったので、枋寮から台東行きに乗車すると、太麻里でガイドがあり、台東から枋寮に乗車すれば金崙と枋山でガイドがあります。

時刻表【2021年10月23日〜】

1.枋寮から台東

駅名到着時間出発時間停車時間
枋寮10:28
加祿10:3510:372分
內獅10:4210:442分
枋山10:5010:566分
枋野11:0511:105分
中央11:15
古莊11:29
大武11:32
瀧溪11:43
金崙12:0012:033分
太麻里12:1413:0450分
知本13:1713:192分
康楽13:28
台東13:35

2.台東から枋寮

駅名到着時間出発時間停車時間
台東14:15
康楽14:20
知本14:2814:302分
太麻里14:4314:485分
金崙15:0015:5050分
瀧溪16:00
大武16:1216:17
古莊16:22
中央16:38
枋野16:4316:507分
枋山16:5717:1821分
內獅17:23
加祿17:2817:32
枋寮17:40

普快車のチケット購入方法

雄獅旅遊
雄獅旅遊
切符の種類料金内容
片道限定版 (毎週火,水,木)299元乗車料金、乗車ブレスレット、記念切符、イヤホン、ガイド料、保険
片道切符 (枋寮-台東)499元乗車料金、乗車ブレスレット、記念切符、イヤホン、太麻里のガイド、弁当、記念品、保険
片道切符(台東-枋寮)499元乗車料金、乗車ブレスレット、記念切符、イヤホン、金崙と枋山のガイド、弁当、記念品、保険
片道切符(子供)99元乗車料金、乗車ブレスレット、紀念切符、金崙と枋山のガイド、保険
往復切符899元乗車料金、乗車ブレスレット、記念切符、イヤホン、ガイド料、弁当、記念品、保険

チケットの予約は雄獅旅遊からできます。

普快車に乗ってみた

駅のホーム

藍皮普快車に乗る場合、台東駅か枋寮から乗車します。

僕が訪れた日は、観光列車になる前だったので内獅駅から乗車しました。

この日は墾丁に泊まっていたので墾丁からバスに乗り枋山駅まで行き、列車に乗り込む予定でしたがバスでハプニングが。

ですが枋山駅で降りようと思いバスのボタンを押したのですが、運転手はそのままバス停を通り過ぎてしまい、降りれない状況に。

仕方なく隣駅の内獅駅で下車し電車を待つことにしましたが、台湾の公共交通機関は本当に信じれません。

なんとか藍皮普快車の出発時間には間に合ったので、一安心です。

台湾の公共交通機関は何があるか分からないので、時間に余裕を持って行動しましょう。

藍皮普快車

発車時間は10:53発の台東行き。

内獅駅は無人駅で構内には数匹の野良犬が。

さらに列車出発の5分前に到着し列車を待ったが、藍皮普快車は一向に来る気配がありません。

ホームには電光掲示板がないので遅延情報もわからない。

もう来ないの?

と思ったその時藍皮普快車が到着しました。

結局15分遅れで到着です。

安心しましたが「台湾鉄道も信じられない」

バスも電車も「台湾らしい」ですが、計画通りに物事は進みません。

レトロの椅子

藍皮普快車に乗り込むと、緑色の超レトロの椅子が出迎えてくれました。

まるでタイムスリップした感じ。

令和にこんな列車に乗れるなんて、感動しちゃいました。

「15分遅延したことはなかったことにします(笑)」

藍皮普快車に乗れば、ここが令和の世界とは思えないくらい、レトロな空間が広がっています。

座席

冷房機能は噂通り、扇風機だけ。

車内はジメジメしているため、すべての窓が開いており、扇風機と外からの風で暑さをしのぎます。

この日は小雨だったので、窓から雨がぽつりぽつりと入ってきますが、それもまた藍皮普快車の醍醐味です。

真っ暗な車内

そしてトンネルに入ると車内は真っ暗になり、どこか別の世界に行くような感覚になります。

さらに窓が全開のため、ディーゼル車のエンジンの音と排気ガスが車内に入ってきます。

まさかこんな体験が、この時代にできるなんて思っていなかったので感動です。

列車の外観

藍皮普快車が走る区間は単線なので、列車の行き違いのため、各駅に到着してから出発まで待ち時間があります。

待ち時間の間、みんな藍皮普快車の外に出て撮影タイムの開始です。

外の景色

大武駅を出発すると列車は海沿いを走るので、潮のにおいや海風にあたりながら、列車に揺られ、美しい絶景を眺めることができます。

列車はしばらく海沿いを走り龍溪に到着。

龍溪駅を出ると次は金崙駅ですが、駅の間にあるのが多良駅です。

多良駅は2006年に廃駅になりましたが、正面から太平洋を望むことができるロケーションが、有名スポットとなり台湾で「最も美しい駅」と称されるようになりました。

そんなきれいな駅を眺めようと海側の座席に移動。

廃駅のため列車は、かなりのスピードで多良駅を通過します。

取り逃さないように記念写真をパシャリ。

多良駅を復活させる計画も進んでいるみたいなので、今後に期待です。

列車の後ろ

終点の台東駅まで藍皮普快車に乗りたかったですが、今回は知本温泉に行く予定だったので、知本駅で藍皮普快車とはお別れです。

内獅から知本までの乗車時間は、約2時間ほど。

(始発:枋寮〜終点:台東までは2時間40分程)

列車に2時間乗るってかなりの長旅だと思いますが、藍皮普快車に乗っている時間はあっという間でした。

まとめ

車内

今回は藍皮普快車(レトロ列車)に乗り、まるでタイムスリップしたかのような経験ができました。

車内はレトロで、トンネルに入れば車内は真っ暗で、アトラクションに乗っている気分になり、駅に停車している時間は撮影タイム。

海辺を藍皮普快車が走れば爽快な気分になり、幸せな時間を過ごすことができました。

鉄道好きだけでなく、大人から子供まで楽しめる列車です。

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この記事を書いた人

「てくてく台湾」の運営者SHINです。
大学卒業→日本企業に就職→9ヶ月で退職→台湾留学→マッサージ習得→現地のマッサージ店に勤務→日本に帰国。月間11万回読まれるブログ『てくてく台湾』運営中。

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