日本統治時代に建てられた「淡水日本警官宿舎」【2019年に一般公開】

淡水日本警官宿舎【2019年に一般公開】

こんにちは。

てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。

淡水日本警官宿舎ってどんな場所?

こんな疑問にお答えします。

僕は台湾に4年住み、現地に残る日本統治の建物を見学してきました。

そんな僕が2019年に修復工事を終え、一般公開を開始した「淡水日本警官宿舎」に行ってきたので記事にまとめました。

目次

日本統治時代に建てられた「淡水日本警官宿舎」

淡水日本警官宿舎とは

「淡水日本警官宿舎」は日本が台湾を統治していた1895年に、警察官の宿舎問題を解決するために建てられました。

統治時代に「淡水郡役所警察課長」の居住スペースとして長年の利用されたあとも、「新北市政府警察局淡水分局分局長」の宿舍として使用されていました。

2007年からは居住者が引っ越したことで「歴史的建築物」として保存され、2018年に修繕工事が行われ、約2年の時を経て2019年12月に一般公開されました。

淡水日本警官宿舎に行ってみた

淡水日本警官宿舎の入り口

淡水には入り口から古き日本の雰囲気が漂ってきます。
木造の門をくぐれば、瓦屋根の茶色の木造の建物が訪れる人を迎えてくれ、タイムスリップした気分になります。

入場料は無料で、火曜日の定休日以外は毎日一般開放されています。

瓦や花瓶

建物内は土足禁止なので、玄関で靴を脱ぎ入館します。

窓際には当時使用されていた瓦や花瓶等も展示されていたり、床は木のフローリングと畳が敷き詰めら当時の雰囲気が今でもしっかりと残されています。

応接間

玄関のすぐ横には洋風の応接間があり、机とソファーが並べてあります。

寝室

6畳の寝室があり、この空間に座ると自分が台湾にいることを忘れてそうです。

まさかここまで当時の様子が再現されているとは思わず感動です。

縁側

縁側で浴びる夕日が最高の癒し

淡水日本警官宿舎には縁側があり、夕方になるソファーに座りながら夕日を浴びることができます。

建物への入場は制限されているので、ガヤガヤすることなく落ち着いて見学でき、台湾に残る日本統治時代の建物で、時が流れるのをしっかり感じれる貴重な空間でした。

縁側に置かれたい椅子

松が描かれた襖や畳、木造のフローリング、ガラスから縁側に差し込む夕日が最高すぎました。

まるで日本統治時代にタイムスリップしたような気分になったよ!


建物の外には防空壕があったり、戦前の様子を見ることもできます。

建物自体は決して大きくありませんが、小さな空間にたくさんの魅力が詰まっていました。

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淡水日本警官宿舎へのアクセス

MRT淡水駅から徒歩7分

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この記事を書いた人

「てくてく台湾」の運営者SHINです。
大学卒業→日本企業に就職→9ヶ月で退職→台湾留学→マッサージ習得→現地のマッサージ店に勤務→日本に帰国。月間11万回読まれるブログ『てくてく台湾』運営中。

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