こんにちは。
てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。
三坑老街ってどんな場所なの?アクセス方法は?
こんな疑問にお答えします。
三坑老街は桃園にある超ローカルな「老街」で、周辺には山や川が流れ、田んぼなど「のどかな景色」が広がっています。
台湾人でも「三坑老街」を知っている人は台湾人僅かで、台湾人の友人に尋ねるとどこにあるかも知らないと答えるほどです。
今回はそんな「ローカルすぎる老街」を歩いてきたので記事にしました。
- 歴史は1744年から始まる
- 超ローカルすぎる老街
- 中壢駅からバスで行ける
桃園の超ローカルスポット【三坑老街】
三坑老街は桃園市龍潭区にあります。
あまり聞きなれない知名ですが、近年は三坑老街の近くに野球博物館や豪華なホテルで有名な「名人堂花園大飯店」が建ったことで龍潭区を訪れる人が増えています。
もし三坑老街を訪れるなら「名人堂花園大飯店」とセットで訪れることをオススメします。
» 台湾の野球博物館【名人堂花園大飯店】に行ってきた
三坑老街は1744年頃から客家(はっか)と呼ばれる漢民族の方達の集落として形成されました。
というのも三坑老街の近くには大漢渓という大きな川があり、当時は水運が栄えていたこともあり「老街」周辺には多くの人たちが住んでいました。
その後、桃園ダムが建設されたことで大漢渓の水位が下がり、水運も鉄道が建設されたことで「老街」も衰退の一途をたどります。
現在では三坑老街の周辺地域の環境を保護しようという試みで、三坑老街にある建物などは当時の姿のまま残されています。
名称 | 三坑老街 |
住所 | 桃園市龍潭区三坑老街 |
三坑老街の入り口
老街と聞くとバロック調の建物を思い浮かべますが、三坑老街は田舎にあるので「集落」といった感じです。
入り口には三坑老街の看板がしっかりと掲げられていました。
黒白洗
三坑老街の入り口横には井戸があり、昔の面影がしっかりと残っています。
今や日本でほぼ見ることがない光景なので驚きです。
昔はこの井戸の水を使用し洗濯物を洗っていたそうです。
この井戸も老朽化が進んでいるそうで、当時の姿を維持するのはかなり大変みたいでした。
目に前にある赤煉瓦と緑色の井戸を見ていると、まるで昔にタイムスリップしたように思えてきます。
三坑老街の街並み
老街と聞いていたので台北にある「迪化街」想像していたので、三坑老街の閑散とした雰囲気に少しびっくりしました。
朝方や週末などに訪れると、観光バスなどで訪れる人や出店もあるみたいですが、この日は夕方に訪れたので観光客はゼロ。
とはいえこの誰もいない閑散とした雰囲気は味があってめちゃくちゃいい。
まるでドラマのセットのような場所で、鳥のさえずりを聞きながら歩く三坑老街は現代にいることを忘れてしまいます。
ちなみに三坑老街はこの写真の通りだけなので老街としては小規模です。
写真からはなかなか伝わりにくいですが、建物を近くで見るとより歴史を感じます。
そしてこの建物にまだ人が住んでいるというからさらに驚きで、どんな生活をされているのか気になっていましいます。
龍潭永福宮
龍潭永福宮は三坑老街の最も奥にある建物で、「老街」ができた1744年に創建されて以来、住民たちは龍潭永福宮に安全祈願に訪れます。
台湾らしさのある立派な廟で、約280年の歴史があり三坑老街を訪れた際は必ず立ち寄りたい場所です。
三坑老街へのアクセス
中壢駅からバスが便利です。
乗車駅 | 乗車するバス番号 | 降車駅 |
中壢 | 桃園客運(バス)【5050】【5055】 | 三坑 |
乗車駅(休日限定運行) | 乗車するバス番号 | 降車駅 |
中壢 | 台湾好行(バス)【503石門水庫線】 | 三坑老街 |
周辺の観光スポット 大平紅橋
大平紅橋は赤煉瓦で1923年に建てられた赤煉瓦で作られた橋で「台湾歴史建築百景」に選ばれています。
最近ではアーチ型のレトロな橋が若者の間でとても人気で、インスタ映えするスポットとしてたくさんの人が訪れます。
- 三坑老街から徒歩20分
- 三坑〜新村路口で下車
桃園客運(バス)【5048】【5050】【5051】【5055】【5056】 - 中壢〜新村路口で下車
桃園客運(バス)【5050】【5055】
名称 | 大平紅橋 |
住所 | 桃園市龍潭区石門路53号 |
最後に
今回はローカルすぎる三坑老街を紹介しました。
1700年台の様子が今でも残る老街で、どこか懐かしさを感じれる場所でもありました。
老街を少し離れれば広大な自然が広がり、新たな台湾を発見することができます。
台北から日帰りでも行けるので、老街好きな方やローカルな台湾スポットをお探しの方にはオススメです。
» 桃園神社【台湾に当時の姿のまま現存する唯一の神社】
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