台湾に当時の姿のまま現存する唯一の桃園神社

桃園神社【台湾に当時の姿のまま現存する唯一の神社】

こんにちは。

てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。

桃園神社ってどんな場所?

こんな疑問にお答えします。

台湾が日本統治時代だった頃、各地に約200もの神社が建てられました。

しかし当時の姿が今もそのまま残っているのは「桃園神社」で、とても貴重な場所でもあります。

そんな「桃園神社」に台湾に4年住み、日本統治時代の建物を巡るのが趣味の僕が訪れてきました。

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この記事の内容
  • 桃園神社とは
目次

台湾に当時の姿のまま現存する唯一の桃園神社

桃園神社とは

桃園神社は1934年に日本が「一街庄一社(一つの街に一社の神社)」という政策のもと、日本人の春田直信さんが設計し1938年9月23日に落成しました。

大国魂命、大己貴命、少彦名命、北白川宮能久親王、豊受大神、明治天皇が祀られている

戦後になると中華民国内政部が「日本神社應即徹底清除」を公布し、台湾に創建された神社が次々と姿を消していきます。

最終的に当時の姿のまま現存するのは「桃園神社」だけになりました。

1994年には国家三級古蹟に指定され、修復工事などを経て2007年に正式開館されました。

桃園神社に行ってみた

桃園神社

桃園神社は火車桃園駅から3キロほど離れた場所にあります。

山を少し上ったところにあり、周囲は木々に囲まれとても落ち着いた空間です。

神社に入ると台湾とは思えない、まるで日本にいるかのような感覚に陥ります。

境内は写真映えすると人気で、コスプレして撮影する人も多いよ!

手水舎

手水舎もしっかりと残されていました。

柄杓は置かれていませんでしたが、水がちゃんと湧き出ていました。

馬の銅像

日本の神社では見ることがない、馬の銅像もありました。

木造の建物

今は使われていないようでしたが、木造で瓦屋根の建物もあり、かなり歴史を感じる建物がありました。

桃園神社

境内の奥に進むと静寂な雰囲気のある建物が、参拝者を迎えてくれます。

ここまでくると、桃園神社が台湾だとは思えない。

こんな場所が台湾に残されていたなんて、びっくりしました。

神社を当時の姿のまま残してくれた台湾と、日本の絆を感じられるそんな場所でした。

台湾に住んでいた日本人として一度は訪れたい場所だったので、本当に貴重な経験になりました。

桃園神社へのアクセス

火車桃園駅からバスかタクシーがオススメ

火車桃園駅から桃園神社までは約3キロの距離あります。

タクシーだと約150元です。

バスは【105、168、125、707A、9069】のいずれかに乗車し、桃園榮民醫院で下車すれば徒歩5分ほどで到着です。

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この記事を書いた人

「てくてく台湾」の運営者SHINです。
大学卒業→日本企業に就職→9ヶ月で退職→台湾留学→マッサージ習得→現地のマッサージ店に勤務→日本に帰国。月間11万回読まれるブログ『てくてく台湾』運営中。

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