こんにちは。
てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。
石碇(シーディン)老街ってどんな場所? 観光スポットは?
こんな疑問にお答えします。
「石碇老街」は台北市内から1時間ほどの場所にあり、自然豊かで澄んだ空気と清らかな川が流れています。
日本人の方にはあまり知られていない老街ですが、昔ながらの建物や美味しいグルメがあるので、今回は台湾に4年住んだ僕が行ってきました。
石碇老街が気になっている方の参考になればと思います。
石碇老街で大自然を満喫する
石碇老街とは
石碇老街は茶葉と炭鉱で発展した場所です。
今では自然豊かなスポットから、小中学生たちの野外学習の場所としても使われており、将来的にはこの自然を生かした観光産業に期待されています。
石碇には100もの廟があり、台湾の全ての省で最も廟がある行政区です。
さらに石碇老街には築100年ほどの建物があり、歴史を感じる老街でもあります。
1.烏塗溪歩道
烏塗溪歩道は川沿いに道が整備され、多くの方がハイキングを楽しんでいます。
川の流れる音や鳥の鳴き声など、自然豊かな環境を楽しみながら石碇の文化に触れられます。
石碇は炭鉱でも栄えた街でした。
日本の大正時代に石碇では炭鉱産業が始まり、台湾中から石碇に労働者が集まってきました。
その後は戦争の影響も受け、石碇炭鉱は大きな損害を受けたことで一時は炭鉱産業が停止したこともありました。
しかし戦争後は炭鉱が見事に復活し、台湾のみならず、上海、香港等にも輸出を始めます。
その当時の人口は13,342人と石碇は最盛期を迎えました。
ですが炭鉱の需要が徐々に下がってきたのと、炭鉱事故が立て続けに起きたことで、石碇炭鉱は閉山となりました。
2.石碇老街
石碇老街にはお土産、飲食店、お茶屋、カフェなどが、営業しており台湾内から観光バスで多くの人が訪れます。
老街の規模としては決して大きくないですが、老街を歩くと川を眺められたり、昔の建築物が数多く立ち並んでいるのでどこか懐かしい気分になります。
やや坂道になった場所にオシャレなお店があったり、台湾らしさのある赤提灯が吊るされたりと、少しノスタルジックな感じさえもします。
石碇老街は道がそれほど広くありません。
メインストリートには屋根が設置されているので、雨の日も安心して石碇老街を散策できます。
3.百年石頭厝
石で作られた築100年ほどの家屋です。
第二次世界大戦前に建てられ、薬屋さんとして営業していましたが戦争が始まり防空壕としても使われました。
現在でも防空壕は当時の保存ままされています。
昔の家具や食器などもたくさん残っていて、独特の雰囲気を感じることができます。
名称 | 百年石頭厝 |
住所 | 新北市石碇区石碇東街53号 |
営業時間 | 水曜-日曜 9時00分~17時00分 |
4.遠光打鉄舗
遠光打鉄舗は石碇老街で魅力的なスポットで、鉄を打って包丁を作る光景を拝見できます。
お店には包丁が並べられ、外から鉄を打つ職人さんを見ることも。
鉄を打つ伝統的な技術は、台湾で数少ないのでとても貴重な場所です。
多くの台湾メディアや観光客がこの店を目当てにやってきて、お店の中の様子を見ていくそうです。
建物自体も古くかなりの歴史を感じられました。
台湾の伝統技術を現在でも見ることができる遠光打鉄舗は、石碇老街に行った際に必ず訪れたい場所です。
名称 | 遠光打鉄舗 |
住所 | 新北市石碇区石碇東街12号 |
営業時間 | 日曜-土曜 8時00分~18時00分 |
5.吊脚楼(つりあしろう)
石碇老街では吊脚楼(つりあしろう)という、建築様式が使われています。
中国などでよく使われている様式で、建物の一部が外にはみ出しているのが特徴的です。
レトロな建物の下に川が流れ、川の上には橋がかけられ美しい景色です。
6.石碇王家豆腐
石碇王家豆腐という「焼き豆腐」が有名なお店です。
店内でも食事は可能ですが、今回は串焼きの豆腐をテイクアウトすることに。
一本40元で値段も安く、小腹が空いた時にちょうどよかったです。
味はホクホクの豆腐の上に甘辛い生姜のタレがたくさんかかっていて、さらにシャキシャキのたくあんが乗っています。
これがめちゃくちゃおいしかったです。
優しくてご飯が進むような味つけで、ほんのり香る生姜が食欲をかき立ててきます。
あまりの美味しさでタレまで飲み干しました。
店内でも台湾料理が楽しめるみたいなので、オススメできるお店です。
名称 | 石碇王家豆腐 |
住所 | 新北市石碇区石碇東街85号 |
営業時間 | 水曜-日曜 10時00分~17時00分 |
石碇老街へのアクセス
・MRT木柵駅からバス
欣欣客運の666 (皇帝殿、烏塗窟或華梵大学行き)に乗車し、石碇で下車。
(乗車時間約30分、バスは40分に1本)
・MRT景美駅からバス
欣欣客運の666 (皇帝殿、烏塗窟或華梵大学行き)に乗車し、 石碇で下車 。
(乗車時間約50分、バスは40分に1本)
最後に
今回は大自然に囲まれた老街「石碇老街」を紹介しました。
台湾にはたくさん老街がありますが、洋風の建築物がメインだったりしました。
ですが石碇老街は今まであまり見たことがない、吊脚楼(つりあしろう)といった建築物があったり、石で作られた家屋が見れたり新たな発見ができました。
建物だけでなく美味しいグルメもあり、ゆったり過ごせるスポットです。
次の台湾旅行でどこに行こうか迷っている方は、石碇老街に行ってみてはいかがでしょうか。
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