こんにちは。
てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。
台湾の金持ちってどんな人?ランキングは?お金持ちってどこに住んでるの?
こんな疑問に対して、台湾に4年住んでいた僕がまとめました。
- 台湾のお金持ちランキング
- 総資産とどのようにして富を成したのか
- 台湾の富豪はどこに住んでいるのか
台湾のお金持ち(長者番付)ランキング
1位 張聰淵(宏福実業集団)
総資産138億米ドル
台湾で唯一100億米ドル以上の資産を保有しています。
張聰淵は宏福実業集団(製靴世界2位)の創設者で、靴のOEMを行い大きくなった会社です。
以前は台湾・雲林で工場を営んでいましたが、生産拠点の中心を中国大陸に移し、会社の本部も広東省中山市にあります。
・請け負っている靴メーカー
ナイキ、コンバース、プーマ、コロンビア、Deckers、Vansなど
2位 蔡宏図、蔡政達兄弟(国泰金控)
総資産92億米ドル
金融大手・国泰金控の取締役会長を務めるのが蔡宏圖。
第3位にランクインした富邦金控 蔡明忠とは同族です。
3位 蔡明忠、蔡明興兄弟(富邦集団)
総資産79億米ドル
富邦集団の取締役会長が蔡明忠、富邦フィナンシャル・グループの取締役会長を蔡明興が務めています。
富邦グループは1961年4月19日に富邦産物保険によって始まり、人寿保険(生保)、証券、投資顧問等、富邦グループ会社の一員として、金融の中心を担ってきた。2001年12月19日に富邦グループは、富邦金控(富邦フィナンシャルホールディングス)として再編成を行い、翌年の12月23日に台北銀行を傘下におさめた。
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4位 魏家四兄弟(頂新国際集団)
総資産78億米ドル
魏家四兄弟は「頂新国際集団」の共同創立です。
頂新国際集団は大手食品メーカー「味全」「康師傅」、中国大陸「Family Mart」などを傘下に置く台湾の企業グループです。
・魏應州(長男)・康師傅(台湾彰化県が発祥、香港証券取引所に上場する食品メーカー)の前取締役会長。
・魏應交(次男)・台湾之星(台湾の通信事業者)の前取締役会長。
・魏應充(三男)、魏應行(四男)・味全(台湾の食品大手メーカー)の前取締役会長。
5位 張虔生、張洪本兄弟(日月光)
総資産72億米ドル
日月光集団(ASEグループ)の取締役会長が張虔生で、社長を張洪本が務めています。
日月光集団は、組立・試験における独立した半導体製造サービスの世界最大のプロバイダーです。
6位 郭台銘(鴻海集団)
総資産71億米ドル
郭台銘は鴻海集団の創設者で、2018年の世界長者番付けでは総資産額で台湾一に輝いたことがあります。
鴻海集団はスマートフォンや薄型テレビなどの電子機器を受託生産するEMS企業の最大大手であり、群創光電やシャープなどをグループに抱える。
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7位 蔡衍明(旺中集団)
総資産61億米ドル
総合食品メーカー「旺中集団」の創設者です。
旺旺集団は台湾から中国大陸に進出した総合食品メーカーで、現在では世界最大の米菓子メーカーへと成長した。
米菓、菓子・飲料・酒類など多岐にわたる商品の製造販売を行っています。
8位 林百里(広達電脳)
総資産58億米ドル
林百里は広達電脳の創設者であり、総裁を務めています。
上海出身ですが戦争の影響で幼い頃から高校まで香港で育ち、その後は台湾大学に入学し現在に至ります。
広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は、台湾のパソコンメーカーである。本社は桃園市亀山区にある。 2010年現在、パソコン受託生産でコンパル・エレクトロニクスと共に、世界最大手の一角を占めている。
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9位 陳泰銘(国巨集団)
総資産50億米ドル
陳泰銘は国巨集団(YAGEO)の取締役会長を務めています。
国巨集団は電子ドメインを扱い、モバイル、自動車、ラップトップ、デスクトップ、および主要な電子デバイス用の電子部品を製造しています。
10位 林書鴻(長春集団)
総資産48億米ドル
林書鴻は石油化学会社である長春集団(Chang Chun Group)の共同設立者で、日本が台湾を統治していた1928年8月1日に生まれます。
その後、1949年に林書鴻、廖銘昆、鄭信義の3人が3台の自転車を売り、500元に交換したことから長春集団の歴史が始まりました。
富豪はどこに住んでるのか
台湾のお金持ちは大きく分けて5つのエリアに住んでいます。
1.台北市信義区
2.台北市大安区
3.台北市中山区
4.台北市士林区
5.新竹県竹北市
1.信義区
長者盤付けで6位だった鴻海集団の郭台銘が購入したと言われているのが、信義区にある「陶朱隠園」です。
日本の熊谷組が施工を行ったマンションで、独特のねじれた形と101を間近で眺めることができる最高の場所にあります。
2019年に住んでいた自宅は、台湾人YouTuber「Joeman」がお宅訪問をしているので気になる方はチェックしてください。
2.大安区
台湾を代表する高級マンション「宏盛帝寶」は大安区にあります。
2005年に完成し地上28階、地下4階建ての建物です。
長者番付ランキング4位だった「魏家四兄弟」や台湾の芸能人なども購入しています。
3.中山区
世界初で世界最大の半導体製造ファウンドリであるTSMCの創業者・モリス・チャンが購入した「西華富邦」。
「西華富邦」は大直エリアにあり、近くには百貨店やスーパーマーケットが揃い、川を渡れば松山空港もある。
4.士林区
台湾最大級の夜市「士林夜市」がある場所ですが、士林区天母エリアは高級住宅代としても有名です。
アメリカンスクールや日本人学校があり治安が良く、外国人が多く住んでいることでも知られています。
俳優の金城武も天母エリアで自宅を購入しているそうです。
5.新竹県竹北市
新竹は「台湾のシリコンバレー」と言われており、 IT関連の工場や企業が集中しています。
そのため総合所得税(個人所得税)統計によると、世帯当たりの税引き前所得の中間値が最も高かったのが新竹県竹北市でした。
竹北市には新しくできた高層マンションが次々に建てられています。
最後に
台湾のお金持ちランキング【富豪はどこに住んでるの?】についてまとめました。
富豪の「資産」に「住居」をまとめてみて、あまりの桁違いで驚きです。
毎年新たなお金持ちが誕生し、今後も注目していこうと思います。
今回の参考記事→富比世台灣50大富豪 鞋王張聰淵登榜首
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