こんにちは。
てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。
台湾移住で後悔・失敗したくない!よくあるトラブルってなに?後悔しやすい人の特徴は?
こんな疑問に対して、日本の会社を退職し、台湾に移住した経験がある僕が回答します。
台湾移住を考えている方は参考にどうぞ。
- 僕が台湾に住んで後悔や失敗したこと
- 台湾移住で後悔する人の特徴
- 日本人が台湾で巻き込まれるトラブル
台湾移住して後悔や失敗したこと【台湾に4年住んだ僕】
僕について簡単に書いておきます。
Fラン大学を卒業後、20代半ばで勤めていた企業(メーカー)を退職し台湾に移り住みました。
その後は台湾に移り住み、約4年間生活したのち今は日本に帰国しています。
僕が台湾移住して後悔や失敗した10のこと
1.中国語が全くできなかったこと
台湾生活では中国語能力は必須です。
なぜなら中国語ができないとバカにされます。
台湾人は平気で「何年も住んでいるのに中国語全くできないのね」と言ってきます。
僕も「台湾留学してるのに全然話せないね」とよく言われ悔しい思いをしたので、中国語はできた方が絶対に良いです。
話せると人に頼らず生活できるし就職にも有利なので、そういった意味でもオススメです。
2.スキルが全くなかった
僕は日本で営業をしてたので、移住時は特に目立つようなスキルはありませんでした。
結果、日本人経営の飲食店くらいしか仕事先がありませんでした。
飲食店で働くのも役に立つ経験ですが、スキルがあれば仕事を選ぶ選択肢広がるので、日本で何かスキルを身につけておけば良かったと後悔しました。
- IT関係(プログラマー、webデザイナー、動画編集)
- 日本語教師
- 語学力(英語、中国語)
3.お金が貯まらなかった
日本で働く方が確実に稼げます。
台湾で日本人が正社員として働く場合、
・日本の大学卒業+2年以上の社会人経験(最低給与:47,971 TWD)
・日本の高校卒業+5年以上の社会人経験(最低給与:47,971 TWD)
・大学院か台湾の大学卒業(最低給与:37,971 TWD)
※交通費手当、家賃補助がない企業がほとんど
ワーホリビザの場合はアルバイトしかできないし、留学ビザは働ける時間が限られています。
2022年の時給は168 TWD
お金を稼ぐ目的だけだと絶対に後悔します。
» 台湾人の平均年収や月収っていくら?【給料事情についてまとめ】
4.ビザの問題
僕は日本での社会人経験が2年未満だったので、就職することができませんでした。
最初は台湾で就職する気はありませんでしたが、中国語を学習するにつれて海外で仕事をしたいという思いが強くなりました。
しかし就職するには日本の大学卒業+2年以上の社会人経験が必須なので、仕方なく日本に帰ることになりました。
5.台湾料理が口に合わない
香辛料(八角、五香粉)が移住した当時は口に合わず、日本食ばかり食べる毎日でした。
とは言え、現地で日本食を食べるのは食費が高すぎるので、香辛料の味がしない食べ物を探す毎日を過ごしていました。
ご飯が口に合わないとすぐホームシックになり、台湾移住を後悔した初めての出来事でした。
» 台湾料理ってまずくない?日本人が苦手な食べ物とは【20選】
6.家にキッチンがなかった
台湾料理が苦手なら料理作ればと思うかもしれませんが、一人暮らしのアパートなどはキッチンがない場所がほとんどです。
屋台飯など値段が安いので食費が高くなることはありませんが、台湾料理は脂っこい物が多いので太りやすかったり、不健康になります。
7.トイレが汚ない
高級ホテルなど以外、使ったトイレットペーパーはトイレに流せません。
便器横にあるゴミ箱に捨てるので、公共のトイレに行くとトイレットペーパーが溢れ出したりなんてよくあります。
コンビニのトイレであっても「いつ掃除したのか?」と疑いたくなります。
8.アパートに鉄格子がある
多くの住宅に鉄格子があり、火事や地震の時にどのように逃げればいいのか心配です。
ドアから逃げればいいと思うかもしれませんが、台湾の多くのアパートは入り口から自分の部屋まで3つのドアがあります。
全てのドアを開けるには時間がかかるし、逃げ道が圧倒的に少ないのが台湾の住宅事情です。
9.身内に何かあった時、すぐに会いに行けない
日本から飛行機で2〜3時間で行ける場所にあるとはいえ、日本国内にいるよりか確実に不便です。
ゴールデンウィークやお正月は飛行機のチケットが取りにくいし、深夜に急いで車で帰るわけにもいきません。
移住するということは大切な人と過ごす時間を犠牲にするということにもなります。
10.老後が心配
老後となれば体が心配だし、何かあった時は中国語でやりとりするのも大変です。
台湾人の配偶者がいれば少しは安心しますが、親日の台湾と言えど日本人にとっては異国なのでふとした時に寂しさも感じます。
移住仲間の多くは「老後は日本が良いかも」と話す方も多かったです。
台湾移住して後悔する人の特徴
1.物事をはっきり言えない
台湾に慣れてない頃、はっきり断れないがために仕事を押し付けられた経験があります。
台湾人はしっかり断るから、最終的にはっきり「No」が言えない人に来るのは必然的で、一度引き受けると次回からも自分です。
それで評価されるならまだしも、雑用程度なので誰も評価してくれるわけがなく「ただ時間の無駄なので」ストレスを溜めないためにも、はっきり断れる人の方が生活しやすいです。
2.台湾での仕事がゆるいと思っている
- 仕事中にスマホ
- 従業員同士でおしゃべり
- お店で「いらっしゃいませ」や「ありがとうございます」を言わない
ですが全ての仕事がゆるいわけでなく、営業ではノルマはあるし、成果が出なければそれなりの処分はあります。
職場環境においても台湾人の同僚と合わず、人間関係に悩んでいるなんて人も意外と多いです。
3.人付き合いが苦手
フレンドリーになる必要はありませんが、最低限のコミュニケーション能力は必要です。
僕が言う最低限のコミュニケーション能力とは「何かあったら人にお願いできる」くらいです。
海外では人に頼らず生きていくなんてほぼ不可能なので、いざと言う時に声を挙げられる能力は必須だと思います。
4.蒸し暑いのが苦手な人
梅雨の時期など毎日のように雨が降り、ジメジメした気候が続きます。
台北市 における1年の最も暑い月は7月で、平均最高気温は33°C、最低気温は27°C 。年間を通じて湿度が高い。
Weather Spark
5.不衛生な場所が苦手な人
街中にネズミ、ゴキブリがウロウロしています。
6.身体が弱い・持病がある
台湾の医療レベルは非常に高いですが、病院での対応や言葉の問題を考えると日本の方が安心感があります。
7.中国語の勉強をする気がない
移住となると何年間は住むことになるので、中国語を話せないと生活範囲がかなり狭まり、息苦しさを感じることが増えます。
8.他人を信じすぎたり断れない人
日本人とのトラブルや、台湾人に騙されたと言う話は何度か聞きました。
具体的には投資詐欺、お金の貸し借りです。
海外ドリームを対象にした詐欺や日本人の断れない弱さをいいことに、悪事を働く人は一定数います。
9.寂しがり屋
かまってちゃんの人は海外で生活するのは大変です。
移住当初は友人が少ないし、言葉、文化も違うのでかなり寂しく感じます。
どちらかというと「一人でも大丈夫」と言う人の方が、問題解決能力も長けているので海外生活には向いています。
10.完璧主義者
完璧を求めすぎると、台湾生活でイライラしてストレスが溜まる一方です。
台湾人は時間にルーズな人や、約束を守らない人が日本に比べると多いので「まぁこんなもんか」と割り切れる人の方が移住に向いています。
日本人が海外で巻き込まれるトラブル
日本人同士で揉める
日本人コミュニティや語学学校で日本人同士が揉めるなんてよくあることです。
日本人同士の噂話はすぐに広まるので、度が過ぎた行動は慎んだ方がいいかもしれません。
交通事故
日本の国土は台湾の約10倍なのに、交通事故が圧倒的に多いです。
日本の交通事故死者数 | 2,839人 |
台湾の交通事故死者数 | 3,000人 |
お金を騙される
「オーナーにならないか?」「出店しないか?」みたいな話はよくありますが、お金を持ち逃げされた人を目撃したことがあるので、慎重に行動した方がいいかもしれません。
投資詐欺
投資セミナーなどは日本同様、台湾にもあります。
「台湾ドリームだぁ!!」と浮かれず、しっかりと見極める必要があります。
大家とのトラブル
契約時は優しそうな大家さんでも、修理を依頼した途端に態度が急変したなどの話はよく聞きます。
僕の大家さんは、勝手に自分の部屋に侵入して掃除をしていくと言う「ありがた迷惑な方」で何度も揉めました。
最後に
今回は台湾移住して後悔や失敗したこと【台湾に4年住んだ僕】について書きました。
台湾は欧米などに移住するより、文化が日本と近いので移住しやすかったり、日本人に対する差別も少ないと思います。
しかしながら、国民性の違いから異文化に馴染めずリタイアする移住者も一定数いるのも現実です。
まずは一度、台湾短期留学で実際に住んでから移住について考えるのもありかもしれません。
» 台湾留学が「つらい」という現実【体験談】
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