こんにちは。
てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。
・台湾留学をしてみたい!
・社会人だけど仕事をやめて台湾に行きたい!
・留学後のことが不安でなかなか決心がつかない。
こんな悩みを少しでもスッキリできればと思い記事にまとめました。
留学について考えていると、留学生活や留学の将来について心配になったりで不安はどんどん募っていばかり。
ただ考えてもキリが無いので、今回は実際に留学した人たちがその後どのような社会人になったのかインタビューしました。
インタビューに答えてもらった人たちは、僕が台湾で語学留学中に出会った方達で、台湾留学について率直な感想や意見を聞いてきました。
皆、留学をした理由や留学後の職業はそれぞれで、現在は台湾や日本の企業に就職したり、客室乗務員になったりと多様な分野で活躍されています。
台湾留学と聞くと楽しいイメージかもしれませんが、時には留学生でも悩みや不安な気持ちになることだってあります。
今回はそんなリアルな台湾留学について、インタビューしてまとめてみました。
- 留学後はそれぞれが満足する道に進めている
- 辛いこともあるけどそれも良い経験
- 自分の意思で留学する人は誰も後悔していない
台湾留学した社会人のその後【20代編】
今回は台湾留学の経験を話してくれたのは、僕が台湾の語学学校で出会った5人の方々です。
現在は5人とも台湾留学を終えて、社会人として台湾や日本で活躍されています。
おそらく台湾留学に行くって人生の中でも大きなイベント。
将来について不安になったり、周りの目が気になって一歩目が踏み出せない人も多いはず。
そんな考えや思いを抱きながら台湾留学を決意した人にインタビューしたので、台湾留学やワーホリ、移住を考えている方は参考にしてください。
» 台湾留学が「つらい」という現実【体験談】
医薬品原薬の商社に勤務 Andrewさん
現在は社会人として日本で医薬品原薬の商社に勤務し、製薬会社が求めている原薬を海外の企業から輸入をして販売しています。
仕事では中国語と英語を使用しています。
留学期間と中国語能力
27歳で台湾に行き、2018年6月〜2020年2月の約1年9ヶ月の間、語学留学をしていました。
留学前は中国語を習ったことはなく、留学後は台湾華語TOCFL レベル4を取得。
台湾留学の動機
中国語を習得して社会人として仕事に活かし、スキルアップしたかったのが動機です。
そのほかに台湾人の友達がいた事もあり、台湾で一度生活をしてみたくなり思い切って台湾留学を決めました。
留学するときの不安や周りの反応
・留学するときの不安
台湾に行くことへの不安はなく、すんなりと留学を決めました。
・周りの反応
家族は自分の意志を尊重してくれたので、思い切って社会人を辞め海外に飛び出しました。
台湾留学の感想
・よかったことや成長したこと
中国語を勉強したことで中国語を話せるようになり、現在の仕事でも役立っています。
さらに留学中に台湾人の友達ができ、台湾のさまざまな文化に触れたことで台湾の事がもっと好きになりました。
・想像と違ったこと、辛かったこと
最終的に慣れはしましたが、部屋にゴキブリや虫がよく発生していた事が辛かったです。
台湾は日本より遅れている部分もあったが、進んでいる点も多く、コロナ対策に至っては、世界でもトップクラスの封じ込めに成功し安心して生活することができました。
留学後の就職活動と今後の夢や目標
・留学後の就職活動
コロナ禍ではありましたが中国語を生かせる仕事を見つけ、社会人として復帰することができました。
・今後の夢や目標
中国語と英語を仕事で使うには、まだまだ不十分だと感じているので、これからも勉強を続け、仕事に活かしていきたいです。
台湾留学を考えている方へ
住んでみてさらに感じましたが、台湾はとても良い国で台湾人も日本人に対してとても良くしてくれます。
海外に住むことに対して不安や悩みあっても、文化や食生活が似ている台湾での生活はあまり不自由することないです。
中国語は語学学校に通うだけでは、簡単に身につくとは限りません。
ですが中国語を身につければ自分のやりたい事やできる事が増えると思います。
教育関係の仕事 Sさん
台湾留学前は金融機関に務めていましたが、現在は教育関係の仕事をしています。
中国語を使用頻度は0に等しいです。
留学期間と中国語能力
27歳になり台湾留学に行き、2018年8月~2020年2月の1年7ヶ月間、語学学校に通っていました。
留学前の中国語能力は「你好」「謝謝」程度で、留学後はHSKの6級を取得しました。
台湾留学の動機
台湾が好きで一度台湾に住んでみたかったので、社会人を辞め台湾留学を決めました。
留学するときの不安や周りの反応
・留学するときの不安
大好きな台湾で暮らせることの期待と同じくらい不安が大きかったです。
社会人で台湾留学をした人のうち、留学経験を活かした職に就ける人はごくわずかと聞いていたので、安定した収入を捨て、将来どうなるかも分からないという状況が本当に不安でした。
・周りの反応
27歳で社会人を辞め「その年齢で留学してどうするの?」という反対意見もありましたが、大体の人が応援してくれました。
台湾留学の感想
・よかったことや成長したこと
日本と台湾のことを更に好きになりました。また、自分の国を外から見ることや自分が「外国人」として扱われ、マイノリティを経験することは人間としての成長に大きく寄与したと思います。
かけがえのない出会いもあり、勇気を出してチャレンジして良かったと思っています。
・想像と違ったこと、辛かったこと
留学当初は将来への不安や焦りが強く、大好きな台湾での生活にもかかわらず精神的な余裕を失ってしまいました。
ホームシックにもなりました。
そうした余裕のなさゆえに、いろんな人を傷つけてしまったと反省しています。
その他には、台湾の方の「はぁ?」や舌打ちに傷ついたり、日本人との関係に悩んだりもしました。
留学後の就職活動と今後の夢や目標
・留学後の就職活動
台湾留学中にご縁があり台湾の企業に再就職に成功し、再び社会人となりましたが短期間で離職しました。
語学を活かせる職に就けたので順調といえば順調かもしれませんが、最終的に短期間で離職をしてしまったので順調だったかと言われると….。
・今後の夢や目標
台湾で社会人として新たな一歩を踏み出したいと考えています。
ありきたりですが日台関係に貢献したいです。
台湾留学を考えている方へ
私はただ「台湾で暮らしたい」という思いだけで、会社を退職し台湾に行きました。
その決断により日本社会から大きく道を外れたような気もしていますが、後悔はしていません。
語学だけではない、多くのことを学びました。
もし迷っている方がいらしたら、まずはノービザでの短期滞在から始めてみるのもいいかもしれません。
台北のスマホゲーム会社に勤務 大介さん
今は就労ビザを取得して台湾で就職しました。
留学前は高速道路の料金収受業務を担う会社に勤めていました。
料金所で働く社員をサポートする業務で、社員の教育研修や社内報の制作などに携わり、スーツで毎朝9時に出社する普通のサラリーマンでした。
現在は社会人として台北にあるスマホゲームの会社で、翻訳やマーケティングの仕事をしています。
日本向けに出しているアプリなので、マーケティングの一環として日本の企業とやり取りしたり、セリフの翻訳やお問い合わせの対応などをしています。
同僚のほとんどが台湾人でみんな親切で、Uber eatsで飲み物を注文するのが日常です。
留学期間と中国語能力
2019年6月〜2019年8月の3ヶ月間、台湾で語学留学をしていました。
留学当初は簡単な自己紹介すらできない中国語レベルでしたが、今では言いたいことはほぼ言えるレベルになりました。
HSKは持っていませんが、おそらくHSK6級程度です。
台湾留学の動機
初めて台湾に行った時に出会った台湾人が、中国語、英語、日本語、ドイツ語、台湾語が話せる人で「かっこいいなぁ」と思ったのがきっかけで中国語を勉強したいと思いました。
その時の僕は英語すらできなかったので、それから、「人生で一回は海外に住んでみたい」「どうせ勉強するなら現地に行こう」と思い、台湾留学を決意しました。
台湾が良いところだったのも決め手ですが、台湾が好きだからというよりも、「中国語を勉強したい」というのがきっかけですね。
留学するときの不安や周りの反応
・留学するときの不安
台湾に行く前は社会人だったので、退職や将来への不安はありました。
台湾に行ったは良いものの、「中国語が全然伸びなかったらどうしよう」「何も成長せずに日本に帰ってきたら就職できるのだろうか」「台湾の生活が合わなかったらどうしよう」など、正直なところ不安はかなりありました。
ですが、やっぱり台湾で中国語を勉強したい!という思いが上回りました。
・周りの反応
家族や友人、社会人時代の同僚はみんな賛成してくれました。
残念?なことに引き留める人は一人もいなかったです(笑)
「やりなよ!」
「せっかくの人生なんだからやりたいことやりなよ!」という感じでした。
一番心に響いたのは、友人が「日本に帰ってきた時に、台湾留学の結果が最悪だったとしても後悔しない自信があるなら行って良いと思うよ」と言ってくれたことです。
とても親身になってくれて嬉しかったです。
引き留めはしませんでしたが、さすがに母親はかなり心配だったようです。
僕は今も台湾に住んでいるので、今もかなり寂しいようです。
それはちょっと申し訳なく思います。
台湾留学の感想
・よかったことや成長したこと
今も台湾に住んでいるので現在進行形ですが、台湾での生活で「めっちゃ頑張る人」になれたかなと思います。
語学の勉強って別に誰にやらされてる訳でもないので、自分で「これでいいか」と思えばいつでも辞められます。
それでも「ネイティブみたいに話したい」という確固たる目標を持って、約2年間モチベーションを保ったまま勉強できているのは、「中国語の為にわざわざ台湾まで行ったのになんでそんなに下手なの?」と言われたらどうしよう、というプレッシャーを背負っているからでしょうね(笑)。
環境が変わると人も変わると良く言いますが、本当にその通りだと思います。
それからSHINさんのブログ運営と同じように、僕もSNSで情報発信を頑張っており、夜中の3時まで作業したり、旅行先にパソコンを持って行くこともあります。
ただの自己満足ですが、継続することの大切さも実感できていると思います。
日本で生活していたらおそらくこんな考えにはなっておらず、中国語に限らず台湾での生活で得られたものは多いです。
・想像と違ったこと、辛かったこと
夏はムシが多い
食事が脂っこい
交通が危ない
夏の夜にはゴ〇〇リが出る
ことなどは想定内だったので、なんとかなっています。
考え方や文化の違いを感じることはありますが、「郷に入っては郷に従え」で受け入れています。
それからやはりコロナの影響で気軽に日本に帰れないのが辛いですね。
留学後の就職活動と今後の夢や目標
・留学後の就職活動
ワーホリ中に知人の紹介で台北にある会社に就職し、そのまま就労ビザを取得できました。
中国語の勉強と同時進行での就職で、バイトもしてないし就活的なこともしていないので、運よく台湾で社会人として再びスタートできました。
・今後の夢や目標
このまま台湾に住み続けるのか日本に帰るのか、はたまた他の国に行くのか。
今後の計画は全く決まっていないです。
自分の未来が見えないですね。
最近は英語を勉強したい欲が出てきたので、ワーホリで他の国に行くかもしれませんし、未定過ぎて怖いです。
ただ、僕が日本で社会人として働いていた頃「こうやってこの会社にあと40年務めるのかあ…」と決まりきった未来にもどかしさ?を感じていたので、この何も決まっていない感じも悪くないと強がりのように思っています。
どちらにしても、若いうちにやりたいことをやろう!やるからには全力で!をモットーに今は生きていきたいです。
台湾留学を考えている方へ
僕と同じ境遇の25歳以上~30代の方で、社会人を辞め台湾に行き留学したいと思っている方へ。
何でもいいので一つ目標を掲げてから、台湾に来ると良いと思います。
日本人も多いし、日本語が話せる台湾人も多いので孤独にはなりません。
日本人向けてのレストランや居酒屋もあるので、中国語が下手でも働けます。
「勉強しなくてもいいや」の誘惑が多いので、この誘惑に負けないように頑張ってください!
外資系航空会社に勤務 Tさん
中華系航空会社にて客室乗務員として働いています。
留学期間中国語能力
日本の大学に在学中していた、2016年12月〜2017年3月と2017年8月です。
台湾留学前は中国語の学習経験はなく、留学後はHSK5級(233点)を取得しました。
留学の動機
台湾に住んでみたかったという理由です。
留学するときの不安や周りの反応
・留学するときの不安
特に不安はなく留学を決めました。
・周りの反応
両親は当初反対したため、手続き完了後に報告しました。
台湾留学の感想
・よかったことや成長したこと
楽しかった!!!!
住んでみる夢が叶った。
中国語に関しては短期留学だったのでどうにもならず。
そのため帰国後に勉強しました。
社会人となり仕事をする上でも中国語は必須なので、今の仕事の大きく繋がっています。
・想像と違ったこと、辛かったこと
食べ物が合うと思っていましたが、開始1ヶ月後から約1ヶ月間は油を受け付けなくなりました。
生野菜の選択肢も日本よりは少ないので辛かったです(生に拘らなければ多数あるが)。
語学学校の授業では、初級クラスの構成がベトナム人、日本人、韓国系アメリカ人でした。
中国語が話せるが英語が話せないベトナム人と、中国語が話せないが英語が話せる生徒などが入り乱れており、クラス全体であまり意思の疎通が図れなかったので、あまり仲良くなれなかったことが勿体なかったです。
留学後の就職活動と今後の夢や目標
・留学後の就職活動
航空会社のみ(日系大手2社を除く)に絞って就活をしましたが、無事に志望していた航空業界に就職し、社会人としての一歩を踏み出すことができました。
・今後の夢や目標
フライトクルー人生を全うした後は、海運に関わりたいと漠然と思っています。
中国語がアドバンテージになることも期待しています。
台湾留学を考えている方
言語を獲得するということは、認識できる世界が広がるということ。
比喩でなく視界がぐいぐい開けていく感覚がありました。
私は現在進行形でとても幸せなことだと思っていて、これから経験する人にも是非楽しんでほしいです。
一方で外国語を一つ獲得することが、イコール日本における職探しにおいて有益かと問われるとイエスとも言えません。
将来の職業に繋げることを目標とするのであれば、勉強しながらでも作戦を練ることを辞めてはいけないと思います。
台湾の夜市に毎日通う よいちずさん
台湾中の夜市に毎日通っている「よいちず」です。
インスタや台湾夜市に特化したサイトを運営しています。
詳しくはよいちずをご覧ください。(夜市のトイレ情報などもアップしています)
留学期間と中国語能力
2016年から2018年までです。
中国語はニーハオ、シェイシェイ注音符號が読める程度でしたが、日本に帰国後はHSK6級を取得しました。
台湾留学の動機
日本に留学している台湾人の知り合いと出来た事がきっかけで、台湾に興味を持つようになりました。
当時は今の様に台湾留学が流行っていた訳でもなく、留学といえば英語圏ばかりで、世界はアメリカとヨーロッパみたいな風潮に疑問を感じていたので、台湾という選択肢にとても魅力を感じて、すぐに台湾に行くことに決めました。
留学するときの不安や周りの反応
・留学するときの不安
言葉が話せないので多少はありましたが、台湾に行けるというワクワク感がとても強かったです。
・周りの反応
ありがたいことにみんな台湾留学を応援してくれました。
台湾留学の感想
・よかったことや成長したこと
どこの国へ行っても同じですが、日本から出ると外国人としての立場で生きていかなきゃいけないので、ある程度アウェーな環境下でも柔軟に対応していく力や、情報収集能力がついたと思います。
・想像と違ったこと、辛かったこと
ここでは書き切れないくらい沢山。※相談はインスタにDMください。
今後の夢や目標
自分のやりたいことを形にして楽しく生活することです。
台湾留学を考えている方へ
辛くなったら僕と一緒に夜市に行きましょう!笑
最後に
今回は「台湾留学した彼らがどのような社会人になったのか」をテーマに、僕が台湾留学中に出会った20代の日本人留学生にインタビューしてきました。
大学を休学したり、社会人として働いていたが仕事をやめて台湾留学へ行ったり、その過程の中にはそれぞれの苦悩や葛藤があり、留学した方のリアルな体験を聞くことができました。
そして皆さんに共通して言えるのは台湾留学したことを誰も後悔していない!
みんなが必ずこのような結果になるとは思いませんが、僕も台湾留学したことは、今後の社会人生活にとても役立つと思っています。
台湾留学に行くことは人生の中で大きな選択なのでとても悩むと思いますが、今回の記事が皆さんの今後の選択に、少しでも役に立てばと思います。
» 30代からの台湾留学【留学生活とその後に迫る】
コメント