台湾のエリートが通う「国立台湾大学」とは?【潜入レポート】

台湾のエリートが通う「国立台湾大学」とは?【潜入レポート】

こんにちは。

てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。

台湾のエリートが通う大学ってどんなとこ?世界大学ランキングは何位で、卒業生の就職先は?大学の雰囲気は?

こんな疑問に台湾に4年間留学していた僕が答えていきます。

この記事の内容
  • 台湾のエリート大学「国立台湾大学」について
  • 世界大学ランキングではTOP100に選ばれる
  • 大学に潜入し雰囲気をレポート
目次

台湾のエリートが通う「国立台湾大学」とは?【潜入レポート】

国立台湾大学とは?

校門

国立台湾大学は日本統治時代の1928年に台北帝国大学として設立され、1945年の第二次世界大戦が終結し「国立台湾大学」になりました。

校舎は台北市大安区にあり、面積は台湾全土の約百分の一の広さ(約34,164ha)を誇っています。

学部
  • 文学部
  • 理学部
  • 商学部
  • 法学部
  • 家政学部
  • 教育学部
  • 社会学部
  • 工学部
  • 電子情報工学部
  • 生命科学部
  • 生物資源・農学部
  • 芸術学部
  • 医学部

主な卒業生

  • 蔡英文(第14代、第15代中華民国総統)
  • 馬英九(第12代、第13代中華民国総統)
  • 陳水扁(第10代、第11代中華民国総統)
  • 李登輝(第9代、第8代、第7代継任、中華民国総統)
  • 李遠哲(ノーベル化学賞受賞者)
  • 姚期智(チューリング賞受賞者)
  • 廖敏雄(ASUS設立者)
  • 蔡萬才(富邦グループ創設者)
  • 戴勝益(王品集団創設者)
  • 曹興誠(UMC創設者)など

主な就職先

  • フォックスコン・テクノロジー・グループ
  • AU Optronics
  • デルタ電子株式会社
  • UMC
  • 台湾積体電路製造
  • ASUS
  • ASE
  • 南亞科技
  • 富邦グループ
  • 国泰世華銀行など

世界大学ランキング

QS World University Rankings

世界68位の大学に選出されました。

Times Higher Education(THE)

世界113位の大学に選出されました。

台湾の大学の中ではどちらのランキングでも1位です。

» 【2022】台湾の大学偏差値ランキング

あわせて読みたい
【2023】台湾の大学偏差値ランキング こんにちは。てくてく台湾のSHIN(@tekuteku.taiwan)です。 台湾のどこの大学で留学しよう。人材採用で台湾の大学偏差値ランキングを参考にしたい。 こんな疑問にお答...

国立台湾大学に潜入

台湾大学の道路

国立台湾大学の最寄り駅は公館駅。

台湾市内にあるのでアクセスが便利で、近隣住民が校内で運動している姿もよく見かけます。

校門を抜けると大型車両が余裕で走れる大きな道があり、道路の両脇ヤシの木(椰林大道)が立ち並んでおり、南国らしさを感じます。

台湾大学の地図
【臺大地圖NTU MAP】

台湾大学はとにかく広いので、歩いて全部回ろうと思うと一日かかってしまいます。

自転車修理場

多くの学生は校舎間の移動に自転車を利用します。

Ubikeというレンタル自転車もあるので、登録手続きを行えば外国人も学校内のサイクリングを楽しめるんです。

校内には自転車を修理してくれる場所も完備されています。

文学部の校舎

校舎は今でも日本統治時代に建てられたものが使用されており、赤レンガを使ったレトロな雰囲気が残されています。

写真の建物は昔からずっと文学部が使用しており、建物内部も当時のままなので、まるでタイムスリップしたような感じがします。

楽学館

この木の看板と建物の雰囲気がまるで現代とは思えません。

校舎

行政大楼は国立台湾大学になる前、台北高等農林学校時代に建てられた校舎です。

華麗なバロック風な建物で瓦屋根が使用されており、とってもおしゃれな作りですね。

現在は事務作業を行う建物となっています。

磯永吉小屋

1925年に建てられた磯永吉小屋。

「台湾米(蓬莱米)の父」と呼ばれた、磯永吉が研究していた建物です。

磯永吉は日本の農学者、作物育種学者。台北帝国大学(現台湾大学)教授。広島県福山市新馬場町出身。台湾米(蓬莱米)の父と呼ばれた。1928年北海道大学 農学博士 論文の題は「台湾稲ノ育種学的研究」

Wikipedia

「台湾に影響を与えた50人」にも選べれるほどの人物で、修繕工事を経て今でも大切の保存されています。

磯永吉小屋

木造の瓦屋根を見ると台湾にいることを忘れてしまいそうです。

建物内には当時の資料が残されており見学も可能できます。

名称磯永吉小屋
住所水曜、土曜、日曜
開放時間9時30分~12時00分、14時00分~16時30分
井戸

日本ではほとんど見ることがなくなった井戸が現役で残っています。

昔の日本が台湾にしっかりと残っています。

近代的な建物

日本統治時代の建物がある中、近代的な校舎もたくさんあります。

芝生もたくさんあるので、ハイキングやボール遊びをする親子連れの姿も見かけました。

醉月湖

醉月湖の周りにはベンチがあるので、ピクニックを楽しむ方の姿も。

ですが醉月湖は心霊スポットとしても有名で、深夜に訪れると「今何時ですか?」と聞いてくる女性の霊が現れるとも言われています。

図書館

社会科学部棟は2016年に完成し、写真映えするスポットとしても人気です。

そのほかに台湾大学内にはマクドナルド、モスバーガーなどのチェーン店や、学生食堂、人気のワッフル店などもありグルメも楽しめます。

歩き疲れ他時はカフェもあるので一休みすることも可能です。

最後に

今回は台湾のエリートが通う「国立台湾大学」についてまとめました。

エリートが通う大学としても有名ですが、古蹟に指定されている建物も数多くあり、観光スポットとしてもオススメした大学です。

台湾市内にあるので気になる方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

» 台湾エリート高校・台北市立建国高級中学【偏差値ランキングも紹介】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「てくてく台湾」の運営者SHINです。
大学卒業→日本企業に就職→9ヶ月で退職→台湾留学→マッサージ習得→現地のマッサージ店に勤務→日本に帰国。月間11万回読まれるブログ『てくてく台湾』運営中。

コメント

コメントする

目次